歯の豆知識

差し歯による歯茎の変色(メタルタトゥー)は、元に戻せますか?

2016年10月12日 (水)

ふっと鏡を見て、差し歯と歯茎の境目が黒ずんでいる、と気になったことはありませんか。これはメタルタトゥーと呼ばれる症状です。

差し歯の治療をする際には、歯の内部の金属製の釘のようなものを専門の器具で削り出します。その時に、まき散らされた金属の欠片が歯茎に食い込んでしまい、それがやがて黒く変色してメタルタトゥーとして目に見えるようになってしまいました。

メタルタトゥーを防ぐには、歯を形成する際に金属を使用しないことです。しかし、現在の保険内の治療では、どうしても最低限の治療しかできず、金属を使わなければならない状況にあり、どうしてもこういった症状は起こりやすくなってしまいます。歯茎の組織の中に金属の欠片が入り込んでしまっているため、それを除去するためには手術をするか、レーザーで焼きとるしか方法はありません。

このような施術をしてくれる歯科医院は少ないです。

また、歯茎の変色に関しては、保険治療では非常に多くの人に現れるごく一般的なものであり、特に害はありません。そのため、保険内でメタルタトゥーを治すのは、非常に難しいです。しかし、お金はきにせず、黒ずみを直したいという人はいると思います。その場合は、差し歯に使われている金属を非金属に変える治療が中心になります。ファイバーコアやセラミックなどです。見た目も自然な仕上がりになります。この治療を行えば、多少費用はかかりますが綺麗な歯茎に戻ることは可能です。


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