歯の豆知識

ホワイトニングは市販品と歯医者でどんな違いがある?

2023年5月8日 (月)

「ホワイトニング」と検索すると、ホワイトニング歯磨き粉やホワイトニングジェルなど、歯を白くするケアグッズが無数に出てきます。値段も安く、自宅に配送してくれるのなら、わざわざ歯医者に通う必要もないように感じますよね。そこで今回は、市販のホワイトニング用品と歯医者のホワイトニングには、どのような違いがあるのか詳しく解説します。

 

市販品は「歯の表面の汚れ」だけ

ひと言で市販のホワイトニング用品といっても、その種類はさまざまで、値段や使用方法もそれぞれで異なりますが、ひとつだけ共通していることがあります。それは市販のホワイトニング用品で落とせるのは「歯の表面の汚れ」だけであるという点です。具体的には、歯の表面に付着した食べカスや歯垢、ステインなどを研磨作用や化学的洗浄効果によって取り除くのが市販のホワイトニング用品なのです。そのため、歯の内部に沈着したしつこい着色汚れは、どんなに頑張っても市販品で除去することは不可能といえます。

 

歯医者のホワイトニングは「歯の内部の汚れ」を落とせる

歯医者で受けることができるホワイトニングは市販品と異なり、歯の内部に沈着したしつこい汚れも安全な形できれいに取り除けます。過酸化水素や過酸化尿素といった漂白作用が期待できる薬剤を使用することで、エナメル質の微細な穴に入り込んだステインも化学的に分解除去できるのです。この点は市販品と歯医者のホワイトニングとの決定的な違いといえるでしょう。

 

個人輸入された海外のホワイトニング剤との違い

歯医者で使用しているホワイトニング剤は、歯科医師の監督・指導のもとでなければ、お口に作用させることができません。市販のホワイトニング剤に漂白作用がないのはそのためです。けれども、インターネットショップなどを検索していると、歯医者で使っているホワイトニング剤とまったく同じものが目に入ることがありますよね。それは個人が海外から輸入したもので、実際、歯医者で使われているものと何ら変わりがないケースも多々あります。しかも、歯医者で施術を受けるよりもかなり安い価格で販売されているので、利用者としては大きな魅力を感じてしまいますよね。

そこで今一度、思い返していただきたいのが日本国内のルールです。日本では現在、漂白作用のあるホワイトニング剤を一般の人が使用することを禁止していますが、その理由は明確です。歯科医師や歯科衛生士といったプロフェッショナルでなければ、漂白剤をお口に作用させることが危険だからです。実際、個人輸入されたホワイトニング剤を使うことで、さまざまなトラブルが発生しており、十分な注意が必要といえます。歯を白くするために、お口の健康を害してしまったら元も子もありませんからね。ですから、ホワイトニングという専門性の高い処置は、その道のプロフェッショナルに任せるのが一番といえます。

 

まとめ

今回は、市販のホワイトニング用品と歯医者で受けるホワイトニングの違いについて解説しました。市販品は歯の表面に付着した汚れだけを除去でき、歯医者のホワイトニングは歯質の中に沈着した汚れを化学的に分解・除去できます。そうした期待できる効果の違いを理解した上で、ご自身に最善な方法を選択することが大切です。ライフ錦糸町歯科クリニックでは、ホワイトニングだけでなく、歯のお掃除をするクリーニングにも対応しておりますので、歯の汚れが気になる方はお気軽にご連絡ください。


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