歯の豆知識

メタルフリーになることでどのようなメリットがあるのか

2016年10月15日 (土)

近年注目されている歯科治療の考え方に、メタルフリーというものがあります。

メタルフリーは金属を用いない歯科治療のことを指し、銀歯や金歯を使わない虫歯治療がそれに該当します。

歯科の歴史にて古くから使われてきた金属治療の手段には、金属ゆえのメリットもあればデメリットも存在します。詰め物としての手軽さや強度をメリットとするならば、デメリットはその強度によって歯にかかる負担にあると言えます。

金属は詰め物や被せ物として高い耐久性を誇りますが、万能の物質ではありません。歯とはあまりに異なる性質を持つために、歯を割ったり弱らせたり、接着の部分に不具合が生じたりすることが少なくないのが金属です。
歯と金属が上手く接合していないところから虫歯菌が侵食したり、銀歯の影響で金属アレルギーを発症したり、金属を使って治療を行っても、その先にトラブルが起こる可能性はあります。歯医者が提言するメタルフリー治療とは、それら金属治療によるリスクの全てをゼロにできる方法なのです。

メタルフリー治療のメリットとして、歯医者が挙げているものの中には、審美性というものもあります。金や銀に光って、治療の痕跡をあらわにする金属とは違い、セラミックを初めとするメタルフリーの治療法では、歯の美しい白さを維持し続けることが可能です。

金属に対してアレルギーを持っている人や、虫歯の治療痕を目立たせたくない人にとって、メタルフリーの概念はとても魅力的なものと言えます。関心を持つ人は積極的に歯医者に相談し、治療についての詳しい情報を求めていくのがよいでしょう。


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